英文和訳、和文英訳のギャップ
新年あけまして・・・、うーーむ、完全にボケてしまっている。
というわけで、ボケた頭を正常に戻すために、こんな事をしてみた。
まずは、以下の英文を読んでみてくだされ・・・。
これは、Nature 2002年 1月3日号で feature されている3編の論文のうちの1つの summary である。
★p53 mutant mice that display early ageing-associated phenotypesThe p53 tumour suppressor is activated by numerous stressors to induce apoptosis, cell cycle arrest, or senescence. To study the biological effects of altered p53 function, we generated mice with a deletion mutation in the first six exons of the p53 gene that express a truncated RNA capable of encoding a carboxy-terminal p53 fragment. This mutation confers phenotypes consistent with activated p53 rather than inactivated p53. Mutant (p53+/m) mice exhibit enhanced resistance to spontaneous tumours compared with wild-type (p53+/+) littermates. As p53+/m mice age, they display an early onset of phenotypes associated with ageing. These include reduced longevity, osteoporosis, generalized organ atrophy and a diminished stress tolerance. A second line of transgenic mice containing a temperature-sensitive mutant allele of p53 also exhibits early ageing phenotypes. These data suggest that p53 has a role in regulating organismal ageing.
・・・まさか、正月早々(正月じゃなくても)、自分で和訳する人などいないだろうけど、まぁ、そんなことは、今回の主題ではない。
この英文を、とある翻訳サイトで和訳させてみた。しかも、医学辞書を使って和訳させてみたんだよ!!
以下が、その結果である。(このサイトの名誉の為、URLは伏せておく)
じっくりと読んで、そして、笑ってください。
★早期老化を伴う表現型を示すp53変異マウスapoptosi、セル・サイクル逮捕か、senescenceを誘発するためにp53 tumourの抑制器は多くのストレス者によって起動されます。 急行carboxyのターミナルp53の破片をエンコードすることができるtruncatedのRNA、あだ、変化させられたp53の関数の生物学効果を研究するために、私たちは1番目6exonのp53 geneでの削除変化でネズミを発生させました。 この変化は解散されたp53よりむしろ起動されたp53で一貫したphenotypeを授与します。 (p53+/+)がらくた仲間、野生型だ、ミュータント(p53+/m)ネズミ明細表は匹敵された自発的なtumourに対する抵抗を高めました。 p53+/mのネズミ年齢として、彼らは老化と連想されたphenotypeの早い襲撃を表示します。 これらは減少させられた長寿を含み、osteoporosiは、オルガン萎縮および減らされた応力耐久力を一般化した。 またp53の温度の敏感な突然変異のalleleを包含するtransgenicのネズミの2番目のラインは老化phenotypeを早く展示します。 これらのデータはp53が有機体老化を規制することにおける役目を持っていることを提案します。
いやー、ひどいもんですね。こりゃ、日本語とは言えないし、意味不明だぁ!
翻訳サイトや、翻訳アプリケーションなど、これじゃほとんど信用できないよね。
この場合、和訳だから、『おかしい』ってわかるんだけど、自分の作った日本語文章を英訳する場合には、この『おかしい』がわからないところが、恐いんですよね。
私など、ホームページの『著作権』ページをカッコつけて、英文にすることがあるんだけど、日本語で書いた文章を、このサイトで英訳して、そのまま、使ってたりします。英語を使える人が読んだら、この日本語並に、おかしなことになってるんでしょうねぇ!ああ、はずかしい!
まぁ、『著作権』の英文が『おかしい』って、誰からも指摘された事がないので、ここを見ている人は、私と同程度の英語力ってことになるのかな。ワハハハハ。
(。_゜)☆\(ーー;)バキッ
(ここからは自慢モードだから、癪に障る人は読み飛ばしましょう。(^o^)丿)
ちなみに、私など、この程度のサマリーなら、周辺の知識が豊富だから、日本語訳など無くても、意味はわかるんだけど、わからない人のために、わかりやすい日本語で書かれたサマリーを掲載しておきましょう。
(。_゜)☆\(ーー;)バキッ
★早期老化を伴う表現型を示すp53変異マウス腫瘍抑制因子p53は、さまざまなストレス要因により活性化され、アポトーシスや細胞周期の停止、もしくは老化現象を引き起こす。我々は、p53の機能変化が生体にどのように影響するかを調べるため、p53遺伝子の1~6番のエキソンが変異で欠失したマウスを作製した。このマウスは、カルボキシ末端をもつp53断片をコードできる短縮型活性RNAを発現する。この変異により現れる表現型は、不活性化したp53ではなく、むしろ活性化したp53と一致する。変異(p53+/m)マウスは、同腹の野生型(p53+/+)に比べ、自然に生ずる腫瘍に対して強い抵抗性を見せる。p53+/mマウスが年をとると、老化に伴う表現型が早く現れる。これらの表現型とは、短命化、骨粗鬆症、全身の臓器萎縮、ストレス耐性の低下などである。温度感受性のp53変異対立遺伝子をもつ別系統のトランスジェニックマウスも、早期老化の表現型を示す。これらのデータは、p53が生体の老化を制御するのに関与していることを示唆するものだ。