ワケあって、WebServer の増量に迫られた。その為、使ってないパソコンを引っ張り出し、WebServer にする計画を立ててから1週間、昨日、THE INTERNET(注1)に我が家のパソコンが接続したのだ。おおっ、感無量。こんなちっぽけな我が家のパソコンが、世界中の人からアクセスされる可能性があるのだ。
ホームページを作り始めてから、早いもんで、自分で作成したホームページは5個になった。
1つは、ここ。私のホームページ。そして、For P club 勉強会。
そして、私の勤務する二六堂薬局のホームページ。
ここまでは、いわゆるオープンにしているホームページだ。Office Oh!NO、二六堂薬局 は検索サイトに登録してある。
あとは、Dr の Golf Competition のホームページ。これは完全なクローズドサイトでコンペ参加者と医院、薬局の関係者だけが参加している。掲示板も一番アクティブなサイトで、WebMaster 冥利に尽きるサイトでもある。
最後の一つは、姪っこと甥っ子のホームページだ。クローズドにしているわけじゃないから、暇な人は見にみてね。あおいとたくみのホームページ。写真がメインなので、かなり重いけど。
で、何故、増量の必要に迫られたかというと、Golf Competition のホームページでティーショットの動画を公開する計画が持ち上がったのと、我が輩のⅡ世誕生に当たり、そのホームページを開設し、可愛い写真(親馬鹿)をバンバン見せたいからなのだ。
ところで、現在、開設しているホームページはすべて、インターネット接続プロバイダが提供してくれる雀の涙ほどのサーバーエリアに置かせてもらっている。例えて言えば、軒先を借りて商売しているようなものなのだ。だから、ホームページの URL が プロバイダーのドメイン名の後にディレクトリ名を付けた型になっている。
http://www.ohnos.org/drug/ ←こんな感じで、プロバイダである hi-ho.ne.jp の後の /mitsuyuki/ の部分が、借りている軒先なのだ。
こんなサーバーに動画ファイルを置こうもんなら、3~4人分で一杯になっちゃうのだよ。
15秒位の動画ファイル1つで、1メガバイト位あるからね。雀の涙は10メガバイトしかない。(オプションで増やせるけど、めちゃくちゃお金がかかる)
まして、生まれてくる娘(多分)の写真や動画ファイルは、大量に生成される可能性が高いから、メガバイト単位では、埒があかないのである。1000倍のギガバイト単位じゃないとね。
そこで思いついたのが、自宅サーバー化計画なのだ。だって、自分のパソコンなら、ハードディスクの余裕がある限り使えるし、100ギガバイトでも、2万円位で買えるしね。100ギガバイトをプロバイダから借りると、月々50万円位かかるんじゃないかな?年間600万円だよ!ヒェーっ。でも、100ギカのレンタルサーバーなんて聞いた事無いけどね。
それに独自ドメインを取得するから、ディレクトリ名を付けた軒先を借りてるような URL じゃなくって、http://www.marinn.org のように本店扱いなのが嬉しいのである。決して /abcdefg/ のような軒下ではなくて、自分のホームページなのだ。
(この URL は、まだ、本格稼動してません。セキュリティ対策が済み次第、オープンします。ちなみに marin は娘の名前です。)
で、その経緯は・・・ Web Server ・・・あっさりと出来上がってしまったのだ。追加経費ゼロ円(現在の手持ちリソースの有効利用だから当然)。ルーターのNAT(Network Address Translation)の設定でトラブったが、ファームウェアを up date したら、パケットが流れた。
(-_-;)
チクショー、トラブルの原因は製品のバグじゃんかよー!パケットが流れず5時間も悩んだのに、俺の5時間をどうしてくれるんだぁ!!
お怒り>アライドテレシス
HTTP Server と FTP Server の設定を済ませ、CGI を動かす為 Perl をインストール。
この辺は、特に問題なし。難しいところは無い。
しかし、THE INTERNET に接続したのは嬉しいのだが、セキュリティがとっても大切なので、まだ、おおっぴらに公開できないのだ。(運の良い人は、試運転の為、Server service を開始している所に出くわす事があるかも!)
コマーシャルなどでも、インターネットセキュリティ、大切、大切、トータルソリューシンョンを考えるなら・・・と連呼しているが、何が大切なのか理解できない人もいるだろうから、説明しよう。
ひとつには、悪質なクラッカー(注2)にサーバーに侵入されて、データが壊される。だから、侵入されない様にセキュリティをアップする。これは、誰にでも理解出来る理由だ。
企業などでは、業務がストップしちゃうから大問題だね。
だが、もう一つ、大事な事がある。セキュリティが甘いと、悪質なクラッカーが攻撃を仕掛ける時の、踏み台にされてしまうという事なんだ。クラッカーは自分の足跡を残さない様に、セキュリティの甘いサーバーに潜り込んで、別人を装い、攻撃を始めるのである。
この目的の場合は、ファーストアタック先には実質的な被害はない。破壊したら、自分の踏み台にならないからね。
こうして、セキュリティーの甘いサーバー管理者は、知らず知らずの間に、悪質クラッカーの攻撃のお手伝いをしてしまう事になるんだ。(注3)
だから、『自分のホームページのデータファイルはバックアップを取ってあるから壊されても大丈夫、だから、セキュリティは甘くても良いんだよ』なんて言うのは大きな間違いであり、無知ではすまされまいのである。こういう自分勝手な行為はマナー違反であり、犯罪なのです。
というわけで、いま、インターネットセキュリティの具体的な設定方法の勉強中なのです。
注1:言葉の定義で申し訳ないのだが、正しくは、定冠詞を付けて大文字で表記した場合に限って、皆さんのよくご存知の“インターネット”なのである。
THE INTERNET を普通に“インターネット”と呼ぶのは本来、間違いなのだ。
inter + net でネット(LAN)とネット(LAN)の間の通信網の事を言うのだから、たとえば、企業の東京支社と大阪支社のそれぞれの LAN を接続していれば、その接続網を“インターネット”と呼ぶのが、本来の使い方なのだ。 ちなみに intra + net はネット(LAN)の内側、外に出ない、いわゆる、その LAN の事を言うんだよ。
誰が言い出したのかしらんが、intra の反対語は extra だろうが・・・って突っ込みを入れたいのは俺だけではあるまい。でもインターネットを聞き慣れちゃったからエクストラネットじゃ、なんだかなぁ!
注2:クラッカーをハッカーと間違えている人が多い。コンピュータに侵入し悪さをする人をクラッカーと呼ぶ。ハッカーはオタク的にコンピュータに詳しい人を言い、良い事もする。
注3:知らずに犯罪に荷担する事になって、国際裁判所に呼び出される事例もあるらしい・・・・・おぉー恐っ!