お騒がせ惑星「エリス」と命名…混沌の女神にちなみ
国際天文学連合(IAU)は13日、“第10惑星”と騒がれ、冥王(めいおう)星の惑星からの降格のきっかけとなった矮(わい)惑星「2003UB313」を、ギリシャ神話に登場する「混沌(こんとん)」と「不和」の女神にちなみ「エリス」と命名した。
エリスは、2003年、米カリフォルニア工科大のグループによって冥王星の外側で、発見された。観測の進展で、昨年、冥王星よりも大きいことが判明。惑星を巡る論議に火を付け、先月のIAU総会で冥王星が惑星から「降格」されることになった。
同連合はまた、冥王星に、小惑星番号「134340」を付けた。この番号は、惑星とその衛星、彗星(すいせい)以外で、軌道が確定した太陽系天体に順番につけられる。エリスには「136199」が与えられた。
(2006年9月14日22時41分 読売新聞)
さて、ギリシャ神話を知る人には、エリスと聞けば、トロイ戦争だ。私も、この記事を目にして、すぐに壮大な物語に思いを馳せた。
まず、ゼウスの『最近、ちょっと、地上には人の数が多すぎるなぁ』とのぼやきから始まる。秘書官ヘルメスと相談?の結果、ある事を画策する。もちろん、直接、手を下した人殺し犯人にならないような策略を練り上げたのだ。
おりしも、ゼウスが昔、愛して、そして諦らめた女神ティティスと人間の英雄ペレウスの結婚式の準備が、神々の手で進められていた。ティティスは産んだ子が必ず父親を越える(殺す)子宮の持ち主なんだとプロメテウスから聞いて、泣く泣く諦らめたのだった。
ゼウスは、この結婚披露パーティーに“エリス”を招待しない事で、計画を実行に移したのだった。実際、ゼウスのやった事はこれだけだ。あとはゼウスの思惑通りに・・・。
招待されないエリスは面白くない!神界をあげての祝宴に除け者にされたのだと気づいた彼女はひどくショックを受け、蔑ろにされた怒りに身を震わせたのだ。しかも、結婚披露宴にふさわしくない兄弟でもある軍神アレスも招待されているのに・・・。
そこで、エリスは、世界の西の果てにあるヘスペリデスの園に赴き、黄金の林檎の木から果実を1つもぎ取って、その燦然と輝く表面に「最も美しき女神へ」と書きつけると、披露宴に送り付けたのだった。
さて、「最も美しき女神へ」と書かれいてるまばゆい林檎を目にして、我こそは、一番美しいと思っている女神たちは、、、
「まあ! その林檎は私のものよ。『最も美しき女神へ』って書いてあるもの」
「あんた鏡見たことないの? 身の程知らずは引っ込んでなさい。誰が見たって私のものよ」
「あなたこそ目を開けて寝言を言うのはよしてちょうだい。私に渡しなさい!」
と。
言い争いと、美しさで、最後に残った3人の女神が、ヘラ、アテナ、アフロディーテだった。(神は“人”って数えない。“柱”だ、とか、突っ込まないように!!)
3人は、美しさの決着を付ける為、ゼウスに詰め寄ったのだが、、、
『やれ困った、1人は我が妻、2人は娘。わしには等しく愛しい者ばかりじゃ。そういうことはな、わしのような年かさの者ではなくもっとおなごの美しさに敏感な若い男に訊くがよい。それ、あのトロイアの方を見よ。イデの山中で羊を飼っておる美しい若者がおろう、あれに決めてもらえ。ヘルメスよ、3人をイデへ連れて行け』
と。
というわけで、家庭で色々な問題を引き起こし、家出中のトロイの第二王子パリスの目の前に、3人の女神達が姿を現わし、『誰が一番美しいか、決めてちょうだい』と。
「わらわを選べば、広大な領土を得る絶対なる権力をくれてやるわ」と、ヘラ。
「私を選んでくれたら、完全なる勝利を掴む力と知恵を授けてあげます」と、アテナ。
「あたしを選んでくれたらぁ、地上でいっちばん美人と結婚させてあげるぅ♪」と、アフロデーィテ。
当然と言うか、スケベで女垂らしのパリスは、アフロディーテを選ぶ。
これが、かの有名な西洋画のモチーフにもなり、数多くの画家が描いている『パリスの審判』だ。
さてさて、そんなこんなで、家出も飽きて家に戻ったパリス王子、ちょうどトロイでは運動競技会が開催中。第一王子のヘクトルがどの競技でも抜群の強さを誇っていた。
そこへ、身分を隠したパリスが飛び入り参加し、ヘクトルト、負けず劣らずの戦いを繰り広げる。
一気に国民的な英雄になったパリスは身分を明かして、トロイ王家に向かい入れられる。(誰も途中で気づかないのは神話のご愛敬ということで)
でも、平和過ぎるトロイでは、パリスは暇で暇で時間を持て余し、昔のような問題児に逆戻りしかねない。
見兼ねた賢王プリアモスは、ギリシャ方面への外遊を提案する。表向きは、最近、体調が優れないとの便りがあったプリアモスの実姉ヘシオネの様子伺いの為の表敬訪問。ヘシオネはプリアモスの命と引き替えにヘラクレスによって捕虜として連れ去られ、サラミス王テラモンの妾となっていたのだ。
パリス達はあわよくば、ヘシオネを連れ戻せとの特命を受けていたのだか、サラミスでは既に、ヘシオネは死んでいたのだ。うかうかとサラミスに近づけば、自分達の命の危険もあると悟ったヘクトとパリスは、スパルタに赴いたのだが・・・・・・・・・。
当時、スパルタとトロイは比較的友好関係にあった。益々の両国の友好関係を深めようとの親善パーティーの席上で、パリスは、スパルタ王メネラオスの妻、ヘレネと顔をを合わせる。
パリスはフアロディーテの言葉を思い出す。
「あたしを選んでくれたらぁ、地上でいっちばん美人と結婚させてあげるぅ♪」を。
パリスは『これは女神の導きし道なのだ』と勝手な解釈をして、ヘレネを略奪して帰国しようとしたのだ。貴国の途中で海は荒れ狂い、遭難するのだが・・・。(絵はヘレネの略奪)
この時、ヘレネには王女もあり、しかも王妃の立場もあったのに・・・・・。でも、メネラオスは平凡でつまらない男。ヘレネにも、危ない香りのする男パリスに“イッテ”しまったのかもしれない。しかし、絶世の美女を、常に喜ばせ続けられる男はイナイ・・・。(やがて、パリスとの恋も終わり、トロイ落城間近では、スパルタを恋しがり・・・。トロイの木馬の隠れて忍び込んだギリシャ方を城に招き入れ・・・。)
ところで、ヘレネの父親、テュンダレオスは自分の娘(ヘレネ)が可愛くてしょうがなかった。それもその筈、ヘレネの母親は絶世の美女レダで、これを見初めたゼウスが白鳥に化けて交わって出来た子なのだ。そんなわけで、ヘレネが美しくないわけが無い。娘の幸せを誰よりも願った為に、イタキの王オデュッセウスの意見を取り入れ、テュンダレオスの掟を定め、求婚者に実行を求めた。
これが後になって利いてくる。
妻を寝取られたマヌケな男、メネラオスは悔しくって悔しくってしょうがない。でも、自分では何も出来ない。仕方なく実の兄、ミケーネ王アガメムノンに相談に行く。
アガメムノンは、昔からトロイを侵略したかった。しかし、理由が無きゃ、ギリシャ全土の都市国家の協力を得られないし、ギリシャ連合で向かわなければ、かなう相手ではない。
それに、アガメムノンはトロイに勝つにはギリシャの勇者アキレウスの参加が不可欠だと判断していた。なにしろアキレウスは人望がある。その為、アキレウスが動かなければ、他の国は付いてこない。(オイオイ、アキレウスの親はペレウスとティティスだぞ!!結婚したばかりで、もう勇者に成長してんのかよ・・・って突っ込みはなし)
そこで、オデュッセウスに相談した所、『良い手がある』と。
そうなのだ、ここで、スパルタの王妃ヘレネがトロイの王子に略奪された事で、上手く行く手だてが一つだけあったのだ。そう、ヘレネが略奪された事がポイント・・・。
テュンダレオスの掟。
それは、ヘレネには誰でも求婚できるが、選ぶのはヘレネであり(実状は当時のギリシャの覇者ミケーネの王子だったメネラオスへ嫁がせる【メネラオスを婿に貰う】出来レース。幸せを思えば良家と・・・親心ですなぁ)、選ばれなかったものは恨まず、さらに、ヘレネもしくは、その伴侶が困った時には、全員が助太刀する事を約束する。以上を守れなければ、求婚してはならない。というもの。
どういう理由で、また、未来を見越して、こんな掟を定めてのかわからないが、アガメムノンはこれを利用する。
なんと、男色(薔薇族)のアキレウスもヘレネには、ちゃっかりと求婚していたのだ。
というわで、アガメムノンは『ヘレネ奪還』を旗印にギリシャ連合とトロイは全面戦争に突入する。
思いは、ひとそれぞれ。オデュッセウスにしたって、資源の乏しい自国に、錫が産出する地方を治めているトロイの地は、喉から出が出るほど欲しい。
大アイアスは、どんな経緯かは(私は)知らないが、父王の妾ヘシオネと反りが合わず、トロイに対しても逆恨みをしている。
その他の多くの参戦者達は、『ヘレネ奪還』は表向き、本音は色々と抱えつつ、トロイとの戦争に突入していくのだ。
そして、ギリシア軍はアウリスの港に集結を終った。だが、順風は吹かず、船出はできない。かつてアガメムノンはアルテミス女神の狩りの腕(弓術)を馬鹿にした事があったので、風が凪いでしまったのだ。
戦士達の戦意も日に日に落ちていく。予言者は総帥アガメムノンの長女イピゲネイアを生贄にささげれば、船出もトロイア攻略も可能になると告げる。
自分の娘をアキレウスに嫁がせると嘘を付いてアウリスの港に呼び寄せて、生きたまま焼くという姿を戦士達に見せ付けて、戦意を鼓舞する事が目的だった生け贄により、都合よく、風も吹いた。(絵は、アキレウスの怒り。出汁に使われたアキレウスがアガメムノンに挑みかかっている。死を悟ったイピゲネイアが痛々しい。)
戦士達は、断腸の思いで自分の娘を生け贄にしたアガメムノンを胸中を察するのだった・・・。
が、しかし、その慟哭の裏には、、、アガメムノンの妻クリュタイムネストラとの結婚まで溯らなければならない真実があった。
当時、クリュタイムネストラは愛し合っていた別の男がいた。アガメムノンは横恋慕だったのだ。力に物を言わせクリュタイムネストラを奪ったのだが、、、お腹には愛した男の子胤が宿っていた。
実は、アガメムノンは知っていたのだ。イピゲネイアが自分の胤でない事を。そして、クリュタイムネストラを愛しているがゆえの復讐心は、この時に晴らされる事になったのだ。
イピゲネイアの死は、アガメムノンにより遅かれ早かれ実行されせる運命だったのだ。(それ故、アガメムノンはクリュタイムネストラに終生忘れない恨みを買う事になる。トロイ戦争から帰還したアガメムノンは妻クリュタイムネストラに暗殺されることになるのだ。しかし、事情を知らないアガメムノンの胤の子供たちは母親の復讐に恐れをなし、他国に逃げ延び、やがて、成長して、今度は、母親クリュタイムネストラを討つことになる。その子供、女の子の名前はエレクトラ。母を憎み父を慕うという精神医学用語、エレクトラコンプレックスの語源だ)
・・・はぁ、トロイ戦争序盤から盛りだくさんなんだよなぁ!始まってみれば、アキレウスは嫌々の参戦だったので、序盤は戦いもせずのらりくらり、ホモ達のパトロクロスがヘクトルに殺されて、初めて本気を出す始末だし・・・
こうして、ゼウスの女神エリスを出汁に使った人口減少計画(トロイ戦争)は実現するのである。人間達は、これがゼウスの謀だとも知らずに殺し合い・・・。(そして、現代人においては、ゼウスは“生存本能”と言う)
閑話休題
昨日、小泉政権誕生秘話みたいにドラマをやっていたので、ついつい、見てしまった。
小泉首相役の岩城光一をはじめ、亀井静香役のゴリさん(竜雷太は峰竜太じゃないよ!)の似てる事っていったら、腹を抱えて大笑いモノだった。シナリオが薄っぺらなのは、本当の事を言えないからショウガナイとしても、北朝鮮幹部との交渉でのやりとりには気になった個所があった。
日本側の要求・・『・・・を認めて謝罪しなければ、戦後補償はしない』との所。
北朝鮮への戦後補償の分配を韓国が任せろって言ったので一任した。そして、韓国は北朝鮮の取り分を遣い込んでしまった。ってことで、現在は、朝鮮半島への補償はコンセンサスの選られしているはずだ。
それを、『まだ、戦後補償が済んでいない』っていう言うのは、、、、残念だなぁ。やっぱり“切れやすい”韓国を気遣ってるんだろうなぁ。
ところで、番組は途中から、総裁選候補のお三方が出演しての進行となった。色々な質問に答えていくってスタイルだったけど、短時間の番組の中で片づけて欲しくない問題を取り上げなった事は、番組制作サイドの良心なのかな?!
何かというと、【安倍氏と谷垣氏、「昭和戦争」の歴史認識巡り対立】だ。
安倍氏と谷垣氏、「昭和戦争」の歴史認識巡り対立
自民総裁選
自民党総裁選の論戦で、安倍官房長官と谷垣財務相が昭和戦争に関する歴史認識を巡って対立している。
安倍氏が「歴史認識は歴史家に委ねるべきだ」などと争点化を避けているのに対し、谷垣氏は戦争責任についても「隣国への配慮」を強調し、安倍氏との違いを打ち出そうとしている。
谷垣氏は18日のJR池袋駅前での街頭演説で、昭和戦争について「日本が中国に軍隊を送り、中国の方がたくさん亡くなったのは事実だ。お隣の国民感情を尊重しなければならないのは、はっきりしたことだ」と訴えた。アジア外交が総裁選の争点となる中、安倍氏との“差別化”により、「非安倍」票の取り込みを図ったものだ。
谷垣氏は11日の日本記者クラブ主催の討論会で、「先の戦争は日本の軍国主義者が起こしたもので、日本国民も犠牲者だった」とする中国政府の立場について、安倍氏の見解をただし、論争を仕掛けた。安倍氏は「(日中国交回復時に)そんな(合意)文書は残っていない。日本国民を二つの層に分けることは階級史観的だ」と反論した。
この発言に対し、谷垣氏に近い加藤紘一・元幹事長らは「(日本国民)1億みんなに責任があって悪かった、というのは国民に厳しすぎる」などと批判した。
安倍氏は17日のテレビ朝日の番組で、「中国が軍国主義者と一般国民を分ける認識を示したことは事実だが、日本は合意していない」と強調。戦争責任の明確化に関しても、「政治家の私が、神のごとく、これが×、これが○と判断できるのか」と疑問を呈した。
過去の植民地支配と侵略に反省とおわびを表明した1995年の「村山首相談話」についても、安倍氏が「精神は引き継ぐ」にとどめているのに対し、谷垣氏は「賛成」と明言し、違いを見せている。
麻生外相は歴史認識について具体的な発言を控えている。17日のテレビでも、歴史責任に関する政府見解をまとめる可能性について「そんな簡単にはいかない」と語るにとどめた。
(2006年9月18日23時57分 読売新聞)
ここでも、麻生さんは光っている。(実は私、麻生さんのバランス感覚が群を抜いていると思っている。)
《 過去の植民地支配と侵略に反省とおわびを表明した1995年の「村山首相談話」についても、安倍氏が「精神は引き継ぐ」にとどめているのに対し、谷垣氏は「賛成」と明言し、違いを見せている。
麻生外相は歴史認識について具体的な発言を控えている。17日のテレビでも、歴史責任に関する政府見解をまとめる可能性について「そんな簡単にはいかない」と語るにとどめた。》
って、ここ、ここ。評価できるのは!!
トロイ戦争を見るまでもなく、昭和の戦争でも、当時のアジアの人々、日本の人々、一人一人で、認識や評価が違う筈だ。
台湾人は日本に占領してもらって良かったって言ってる人が多いけど、そうは思わない人もいる。朝鮮人は、自分では良くわからないが、良くなかったと教科書に書いてあるから日本は悪いって人が多い。良くない体験をした人も、良い体験をした人もいるだろう。身内が殺された人、全然、被害に遭わなかった人。中国人にしてもしかり。それにイギリスの植民地だった香港は、中国にもどされて喜んでいるのか?良かったと言う人もいるし、良くなかったと言う人もいるのが事実だ。
大きすぎて一人の手におえない現象は人によって、認識が違うのは当然なのに、、、、無理に一つにまとめようとしている。
国と国の間の戦後の処理の一環で総括は必要だけど、この手の問題は、『総括はしましょう。。。』と言いつつ、時間をかけてうやむやにする事が、後世の為には良い事なのだと思う。
例えば、阪神淡路大震災を一つとっても、変な言い方だが、あの事で、借金をうやむやに出来た人もいる訳だ。そして、同じ日本人でも、当事者じゃなければ、絶対、わからない感情もある。そして、当事者じゃ無い人は、あれによって金銭的に潤う人もいるわけだ。建築業や医療関連の人も。これによって、潰れかかっていた家業が持ち直した人もいるだろう。
大きな出来事というのは、全ての人が納得の行くような“総括”なんてモノは出来る訳が無い。
そして、その総括は、その出来事によって“被害”を被った人寄り(この時点で、公正さを欠いている)に形成される事が多い。
韓国は、後世まで日本を憎むような教育を続ける事は、決して自国の利益に繋がらない。中国が反日を通しているから、便乗しているのだろうが、中国が反日から好日に転換したら、身の置き所をどうするつもりなのだろう?
歴史的な認識(国家間の相互認識)というのは、真実の事じゃない。それが外交だ。真実はそれに関わった人の数だけあるのだ。
『これが、唯一無二の事実である』みたいな見解を披露する人(「だから日本が悪かった」って人に多い)がいるけど、あれは見るに耐えない。本人は博識を自慢、或は正義漢ぶっているのだろうけど、歴史って、唯一無二の事実なんてものないよ。絶対事実なんて物は無い。観察(資料を使って考察)した瞬間、相対的になり主観的になる。戦争に限らずにね。幕末から明治にかけて起きた事を、順を追うのに、誰かの目を通してみる(小説など)事は有意義だけど、その目を通してみた事実(だと思い込んでいる)っていうのは、その人個人の独自の解釈であるって事を忘れている。
要するに、物理学で言う所の客観性っていうのが、非常に難しいのと同じなのだ。シュレディンガーの猫みたいにね。
みんな、我こそは“客観的だ”と思っているが、それを判断している自分の脳がある限り、かなしいけど、すべては主観的なのだ。
でも、落とし所が欲しい。これも現実だ。
従って、国と国との間で、落とし所を決めるわけだが、現在のような一方的かつ、日本国内にも存在する偏った(自虐?)意見が、正義感的な扱いを受けている間は、決めるべきじゃないと思う。
少なくとも、当事者あるいは当事者から直接話を聞く機会のあった人達が、死んでしまった後に持ち越した方が良いと感じる。
加藤紘一氏は、小泉さんとの政策の違いを見出せず、この一点、中国・韓国寄り発言を繰り返す事に専念している。靖国参拝反対などがそうだが、適用すべき TPO を間違うほど、形振り構わずの姿勢は、ちょっと、気の毒でもある。切れ者だったのに、一つの失敗で惜しい人材をなくしてしまった。私は、幹事長時代の加藤氏が次期総裁にふさわしいと思っていたくらいだ。落ちぶれてしまった為に、馬鹿な国民に分かり易い靖国参拝反対をいいだすなんて・・・悲しすぎる。(私、加藤紘一氏は好きな政治家だったし、素晴らしい見識をもっていると一目も二目もおいていたのに、離党して復党してきたら、靖国参拝反対なんて言い出すし・・・はっきり言って、裏切られた気持ちでいっぱいだった。)
ちなみに、私は、小泉さん同様、安倍氏は好きでも嫌いでもない。評価できるのは、中国・韓国に対して媚びない態度。谷垣氏の評価できるのは消費税10%だけ。靖国反対や中国よりの発言を政策に絡めた段階でバツ。
好きなのは、麻生さん。総裁選では、麻生さんに決まってもらいたいのだが、、、、、無理だろうなぁ!!