さてさて、久しぶりの更新です。しかも、車ネタで。。明日から夏休みっていうのもあるんですけど、やっと長距離ドライブが出来る喜びで、、、、、ウキウキしておるからであります。
6月27日の納車以来、満足できる距離を走ってませんでしたが、ようやく、時間が作れました。
R35 GT-R は結局5年間で約15000キロを走ったわけですが、手放すときはずいぶん悩みました。経済的に許されるなら手元に置いておきたい車の筆頭です。いまでも。新しい愛車は、Aston Martin V8 Vantage 。昔から気にはなっていた車でしたが、まさか、手に入れるとは夢にも思っていませんでした。普通のサラリーマンには“分不相応”でしたから。
GT-R の次は中古で BMW M3 か Z4 35is にしようと探していたのですが、縁とは不思議なもので、結局、手に入れたのは Aston Martin V8 Vantage 2006年モデルでした。
まっ、入手の経緯はこれくらいにして、、、、少ない走行距離で気づいた点をいくつか。GT-R との比較ということで。。。
まず、車の絶対重量はフィーリングには反映されないってことです(ココ、大事)。
GT-Rは、メチャクチャ軽いです。とくかく止まった状態からアクセルを踏んだ瞬間、「あっ、軽い」って誰でも感じられると思います。そういう軽さです。なにもかも、軽い! Aston は、正反対です。GT-R 1,740kg に対して、1,570kgと、かなり軽いにもかかわらず、そのフィーリングは「重々しいなぁ」です。
そして、速さも圧倒的に、GT-R が速いです。GT-R は一般道でのフルスロットルはフィーリングの軽さとあいまって“恐怖心”を引き起こしますが、Aston は安心して“踏め”ます。加速度に“ワクワク”を感じるわけですね。もちろん、高速道路では、GT-R は「気持ちいい」んですが、常に「使いこなしていない」感じが伴ってました。が、距離は短いとはいえ、Aston での高速走行は、「使いこなしている」感をヒシヒシと感じるのです。この「使いこなし感」ですが、自分なりに考察してみると、、、“物足りなさ”に行きつくのではないか・・・・と。
Aston なら「乗りこなせる」などと生意気なことをいうわけじゃありませんが、動作の一つ一つが、GT-R と比べると“重々しく”、“急”ではないので、「脳が機能する結果である“予測”に対応できる余裕が持てる」ということなのかもしれません。
かといって、Aston が遅いわけじゃありません。というか、385馬力もあるんですから。でも、速さを感じさせないんです。一言でいうと「手の内にある」って感じさせてくれるんです。
このブログを“Aston Martin V8 Vantage”で検索していらっしゃった方々の気になるのは、たぶん、“音”ではないかと思います。
「4000回転からの音は、所有者だけが知る喜び」なんて書いてあるのを、どこかで見かけましたが、確かに GT-R とは全く違います。GT-R は全回転域で“ボーボー”とやたら低音が強調され、ヘタするとただ「うるさい」だけですが、Aston はそのうるさい低音の“ボーボー”はきっちりと消去してあります。そして、4000回転を超えたとき、排気管のどこかのバルブが開くらしいですが、“爆音”に変わります。爆音はフェラーリとは違い、マセラティに近いかもしれません。
アルトサックスで言えば、ヤマハの吹奏楽部系の音じゃなくって、キャノンボール※の硬くて荒い音、、、、ギターで言えば、エリック・クラプトンじゃなくって、ジミヘンの音って言うと、わかりやすいかもしれませんね。
とにかく、ちょっとしたトンネルを通過するときには、シフトダウンしたくなる“病み付きになる”音なのです。。。。っていうか、この音があるだけで、GT-R より遅くなっても、なんの“ひけ目”を感じることなく運転で出来るのです。
実をいうと GT-R からの乗り換えで、自分自身、ずぅ~と気になってたのが「遅さに我慢できるのか?」ということでした。だから、「最低限 M3 , M5 クラスじゃないとイカンナ。直ぐに我慢できなくなって、愛着も薄れて、売り払う羽目になるからな」でした(私は、速度絶対主義者だったのです。速い車がエライみたいな・・・)。
しかし、しかし、、、、Aston Martin V8 Vantage は、ある意味、自分の価値観をぶち壊してくれた・・・・・「車は、絶対的な速さじゃないよ」なんて事いう奴は、速い車を所有できないヒガミなんじゃないのか、、、なんて、思ってたから「最低限 M3 , M5 クラス」だったわけなのですが、、、
車は、速さじゃないんですね!
フィーリングなんです。車は。そして、それは“スペック”で表せるものではないんです。絶対重量の違いじゃないんです。たとえば、サーキットでタイムを詰めるのには、“スペック”は重要なんだと思いますが、“運転によるワクワク感”は、“スペック”では語れないことを、身を以て感じたってわけです。
ただ、感覚器官より脳へ入力される刺激によって惹起される反応が、“快”なのか“不快”なのかは、個人差が大きいため、私の到達した「フィーリングなんです。車は」は、十人十色であることは否定しません。まぁ、“軽自動車”や“ワンボックス・ミニバン”でドパミンやらエンドルフィンやら・・・なんて話は“信じがたい”ですけどね。
ともかく、来る月曜日~火曜日に、Aston Martin V8 Vantage と約1000キロの一人旅に出ることになりましたので、また、ここになにかしらの記録を残すかもしれません。
ところで、最近、アルトサックスを習い始めました。。。とはいっても、自己流です。スクールにも行きたいのですが、、、、いろいろ、身のまわりが慌ただしくて、ままなりません。アルトサックスネタでも、色々と書きたいのですが、、、、はやく、書ける環境になってほしい・・・今日この頃です。
※写真の二本は、金色は従兄弟から借りてるヤマハYAS-875、黒色は買ったばかりのCannonball / A5B iceB 。吹奏楽部の娘とセッションして楽しんでます。