人類は(特別な地区の人たちを除いて)一夫一妻を制度としている。これは、英知の賜物である“法律(集団生活をうまくやっていくための方便)”で決めてるもんだとばっかり思ってたら、、、、なぁ~んと、一夫一妻は本能(進化の結果)だったんだぁ。
でも、その生物学的な特徴に“配偶者防衛戦略”って・・・・・。
男の嫉妬とか、女性を束縛したい気持ちとかなら、まだ、かわいい。でも“ストーカー”にまで発展すると・・・・・。で怖いのは、この本能がホモ・サピエンスには備わっている。。。。
ホントに一夫一婦制はたんなる“制度”じゃないの???
配偶者防衛戦略があるのは認めるとして、その表現型としていわゆる“性格”には、個体差が大きいんじゃないの?
逆に一夫多妻を望んでいる多くの?男性は、ストーカーの素養が無いってことなの?
愛する人はただ一人(The Only Flame in Town)Science August 2 2013, Vol.341
哺乳類の中では特異なことであるが、ヒトは一夫一妻の生活が数十年間も続くことが多い、社会的に明白な一夫一妻婚である。
なぜか?
LukasとClutton-Brock (p. 526; Kappelerによる展望記事参照)は、進化の過程で一夫一妻制に移行した60種を含んだ、26の目にまたがる2500種の哺乳類のデータを精査した。
すべての事例で、一夫一妻となる種の祖先の条件は、メスが単独行動者であり、かつオスによる嬰児間引きが稀である条件であった。
一夫一妻制は、父親の養育活動を必要とすることへの応答としてではなく、主として配偶者防衛戦略として発生したようである。
【訳注】配偶者防衛戦略(mate-guarding strategy):雌が他の雄と交尾することを防ぐため、雄が雌の行動を制限すること
The Evolution of Social Monogamy in Mammals
ということで、自分の気持ちのホントのところを内省してみた。
---法律で“一夫多妻”が認められてたら、どうする?---
多分、一人の妻だけにする。。。
その理由は、多妻を養っていく経済力が無いから。
庭から石油が湧き出たら、多妻を持つ?
たぶん、多妻を持つ。
その際、妻、一人一人に、他の男と交尾することを防ぐため、なにかしら行動を制限する?
いや、しない。去るのもは追わずかな?
私にとって、、、というより、ほとんどの男性の感覚だと思うのだが、、、妻というのは、単に生物学的なメスという存在にとどまらず、必要不可欠な存在だと思うのだ。だから、上記の内省は、強いて言えばに近い。精神的には妻は一人で十分である。こういう存在に“浮気”をされると精神的に堪え、それ故、他のオスとの交わりを阻止しようとするんじゃないのかなぁ。
これが、単なる“生物学的なメスという存在”である“彼女”だった場合は、おそらく、、、というより、絶対、複数が欲しい。子孫を残す本能のなせる業だからね。
たとえば、若くてきれいな女性が目の前に現れたとして、その女性に一瞬心を奪われたとしても、想像力を逞しくして「一緒に生活が出来るか?」を考えると、「NO」となり、気持ちも萎えてしまうし。
この論文では、ヒト以外の動物についても観察しているので、“結婚”という制度は、“一緒に生活するペア”と考えればよいのだろう。
だとしたら、ストーカーをする個体は、結婚してるでもなく、結婚を前提に付き合っているでもないのに、想像力豊かに、他のオスとの交わりを排除する行為と言えるのかも。
ってことは、、、、、なぁ~だ、ストーカーをする個体は“脳”が壊れてるんだね!
車と彼女は、似ていると思う。同時に違ったタイプの車を複数所有したいからだ。今、手元には、MINI クロスオーバーとアストンマーチンがある。これで満足しているのかと問われれば、「NO」である。欲しい車は、アレとアレとアレと、、、、、、、軽トラックも。。。きりがない。
しかし、世の中には、一台の車にのみ愛情を注いでいる“男”もいる。私には理解できないが、車が“妻”のような存在になっているのかもしれないな。
車を“妻”のような存在に感じられれば、散財しないで済むことだけは確かなようだ。